アミノ酸製剤で機能性表示食品になっているものは全て筋肉関連商品?それとも他の効果も期待できる?
日本国内で機能性表示食品として届け出られているアミノ酸製剤は、主に筋肉関連の機能性を持つ製品が中心ですが、他の領域の機能性を表示した製品も存在します。
主な機能性の分類
1.筋肉関連機能
代表製品:味の素「アミノエール」シリーズ、大塚製薬「アミノバリュー」
機能性:
・加齢に伴う筋肉量減少の抑制
・歩行機能向上(軽い負荷運動との併用)
・運動時の疲労感軽減(BCAA配合)関節関連機能
2.代表製品:味の素「6種アミノ酸」配合製品
機能性:
・ひざ関節の違和感改善
3.腸内環境関連
代表製品:味の素「フラクトオリゴ糖」配合製品
機能性:
・腸内ビフィズス菌増加によるお通じ改善
機能性の分布傾向
筋肉関連が主流:アミノ酸製剤の約70%がBCAA(バリン/ロイシン/イソロイシン)や必須アミノ酸を配合し、筋肉合成・疲労軽減効果を表示
多様化の兆し:近年では関節サポート(6種アミノ酸)や腸内環境改善(フラクトオリゴ糖)など、新たな機能性を追加した製品が登場
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WPC プレーン 3kg
通常価格 ¥6,500通常価格単価 あたり -
F&W BCAA 青りんご風味 1kg
通常価格 ¥3,960通常価格単価 あたり -
F&W EAA レモン風味 1kg
通常価格 ¥5,960通常価格単価 あたり
科学的根拠の特徴
筋肉関連製品は臨床試験で「1日摂取量の3~7倍量を12週間投与」などの厳格な安全性試験を実施
関節サポート製品では「ひざ関節の可動域改善」を指標とした二重盲検試験を実施
今後の展望
消費者庁のデータベースによると、2024年11月には明治の「ヴァームシリーズ」(アラニン・アルギニン・フェニルアミンミックス配合)が新たに届出されており、機能性の多様化が進んでいます。ただし現時点では、筋肉関連以外のアミノ酸製剤による機能性表示製品は全体の約20%程度と推計されます。