COLUMN
季節の変わり目こそ見直したい、お肌の健康を保つ5つの習慣
季節の変わり目こそ見直したい、お肌の健康を保つ5つの習慣 はじめに朝晩の空気がひんやりしてくると、「肌がつっぱる」「化粧ノリが悪い」「なんとなくくすんで見える」と感じる方が増えてきます。季節の変わり目は、肌を取り巻く環境が大きく変わる時期です。この時期に肌が揺らぎやすい主な理由は、次の3つです。 • 空気の乾燥:気温とともに湿度が下がり、肌のいちばん外側にある角層から水分が逃げやすくなります。• 皮脂の減少:気温が下がると皮脂の分泌量が減り、うるおいを守る皮脂膜が薄くなります。• 夏の紫外線の影響:夏に浴びた紫外線の影響が残り、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)のリズムが乱れがちです。 肌のうるおいとハリを内側から支えているのが、コラーゲンとヒアルロン酸です。コラーゲンは肌の奥にある真皮で網目状の構造をつくり、ハリや弾力を支えるたんぱく質です。ヒアルロン酸はその網目のすき間を満たし、たくさんの水分を抱え込む成分です。どちらも年齢とともに減っていくことが知られています。本コラムでは、こうした美容成分の働きを踏まえながら、季節の変わり目に見直したい5つの習慣をご紹介します。 習慣1:「洗いすぎ」をやめる皮脂が減るこの季節に夏と同じ洗い方を続けると、肌に必要なうるおいまで落としてしまいます。肌の表面には、皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、セラミドなどの細胞間脂質からなる「バリア機能」があります。洗いすぎはこのバリアを弱め、乾燥を招く原因になります。 • お湯はぬるめに:洗顔や入浴のお湯は38℃前後が目安です。熱いお湯は皮脂や細胞間脂質を洗い流しやすくします。• 泡でやさしく:洗顔料はしっかり泡立て、泡で包むように洗います。指でこする摩擦は、肌への負担になります。• タオルは押し当てる:拭くときはこすらず、押し当てて水分を吸わせます。• 夏のケアを見直す:皮脂をしっかり落とすタイプの洗顔料やクレンジング、スクラブやピーリングの頻度を、秋冬向けに控えめにしましょう。 習慣2:「補う」と「閉じ込める」をセットで保湿する保湿では、水分を補うことと、補った水分を逃がさないことの両方が大切です。化粧水だけで終わらせず、油分でふたをするところまでを一連の流れにしましょう。化粧品に配合される美容成分の役割
季節の変わり目こそ見直したい、お肌の健康を保つ5つの習慣
季節の変わり目こそ見直したい、お肌の健康を保つ5つの習慣 はじめに朝晩の空気がひんやりしてくると、「肌がつっぱる」「化粧ノリが悪い」「なんとなくくすんで見える」と感じる方が増えてきます。季節の変わり目は、肌を取り巻く環境が大きく変わる時期です。この時期に肌が揺らぎやすい主な理由は、次の3つです。 • 空気の乾燥:気温とともに湿度が下がり、肌のいちばん外側にある角層から水分が逃げやすくなります。• 皮脂の減少:気温が下がると皮脂の分泌量が減り、うるおいを守る皮脂膜が薄くなります。• 夏の紫外線の影響:夏に浴びた紫外線の影響が残り、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)のリズムが乱れがちです。 肌のうるおいとハリを内側から支えているのが、コラーゲンとヒアルロン酸です。コラーゲンは肌の奥にある真皮で網目状の構造をつくり、ハリや弾力を支えるたんぱく質です。ヒアルロン酸はその網目のすき間を満たし、たくさんの水分を抱え込む成分です。どちらも年齢とともに減っていくことが知られています。本コラムでは、こうした美容成分の働きを踏まえながら、季節の変わり目に見直したい5つの習慣をご紹介します。 習慣1:「洗いすぎ」をやめる皮脂が減るこの季節に夏と同じ洗い方を続けると、肌に必要なうるおいまで落としてしまいます。肌の表面には、皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、セラミドなどの細胞間脂質からなる「バリア機能」があります。洗いすぎはこのバリアを弱め、乾燥を招く原因になります。 • お湯はぬるめに:洗顔や入浴のお湯は38℃前後が目安です。熱いお湯は皮脂や細胞間脂質を洗い流しやすくします。• 泡でやさしく:洗顔料はしっかり泡立て、泡で包むように洗います。指でこする摩擦は、肌への負担になります。• タオルは押し当てる:拭くときはこすらず、押し当てて水分を吸わせます。• 夏のケアを見直す:皮脂をしっかり落とすタイプの洗顔料やクレンジング、スクラブやピーリングの頻度を、秋冬向けに控えめにしましょう。 習慣2:「補う」と「閉じ込める」をセットで保湿する保湿では、水分を補うことと、補った水分を逃がさないことの両方が大切です。化粧水だけで終わらせず、油分でふたをするところまでを一連の流れにしましょう。化粧品に配合される美容成分の役割
ワクチンを打った日、なぜ「激しい運動は控えて」と言われるのか
ワクチンを打った日、なぜ「激しい運動は控えて」と言われるのか 結論から言うと、ワクチン接種後の運動は「禁止」ではありません。公的な注意事項が求めているのは「接種当日の激しい運動を控えること」で、その背景には、急な副反応への備え、副反応の見極め、体への負担の重なり、そして一部ワクチンでの心筋炎リスクという、はっきりした理由があります。 はじめに:「運動禁止」ではなく「当日の激しい運動を控える」予防接種を受けると、自治体や医療機関から「接種後の注意事項」を記した紙を渡されます。そこに書かれているのは、多くの場合「接種当日はいつも通りの生活をしてかまわないが、激しい運動は避ける」という趣旨の一文です。たとえば鳥取県米子市の定期接種用の注意事項では、日常生活は通常どおりでよいとしたうえで、当日の激しい運動と多量の飲酒を避けるよう求めています。札幌市の予診票に付された注意事項も、同じく当日の激しい運動を避けるよう記載しています。つまり、散歩や家事、通勤といった日常の身体活動まで制限されているわけではありません。問題になるのは、息が大きく上がるランニング、高重量の筋力トレーニング、試合形式の球技といった「激しい運動」です。では、なぜ当日の激しい運動だけが特に注意されるのでしょうか。以下、医学的な理由を4つに分けて解説します。 理由1:接種直後の「急な反応」に備え、転倒を防ぐためワクチン接種後に起こりうる反応のうち、最も急を要するのは接種後まもなく現れるものです。米子市の注意事項では、接種後30分間は急な副反応が起こりうるため、医療機関とすぐ連絡が取れる状態にしておくよう求めています。代表的なものは次の2つです。 • アナフィラキシー:ワクチンの成分に対する急性の全身性アレルギー反応です。じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐、息苦しさが急に現れ、血圧低下や意識の低下を伴う場合はアナフィラキシーショックと呼ばれます。発生は極めてまれですが、接種会場ではすぐに対応できる体制が取られています(筑波大学 接種案内)。 • 血管迷走神経反射:注射への緊張や痛みをきっかけに、自律神経のバランスが急に崩れ、血圧と心拍数が下がって気が遠くなったり失神したりする反応です。厚生労働省の資料は、これが特定のワクチンに限らず採血などでも起こりうること、接種後30分ほど背もたれのある椅子で休めば転倒によるけがを避けられることを示しています。 運動はこの2つと相性がよくありません。激しい運動は心拍数・血圧・体温・発汗を大きく変化させるため、アレルギー反応の初期症状(ほてり、動悸、息苦しさ)が「運動のせい」と見過ごされやすくなります。また、ふらつきや失神が起きたとき、走っている最中やバーベルを持っている最中であれば、転倒や器具の落下による二次的なけがにつながります。接種会場で一定時間待機するのも、帰宅後すぐに激しい運動をしないよう勧められるのも、この「急な反応の時間帯」を安全にやり過ごすためです。 理由2:副反応が出やすい時間帯に、体への負担を重ねないためワクチンの副反応の多くは接種後24時間以内に現れるため、特にこの間は体調に注意するよう案内されています。発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、悪寒などがその代表です。これらは「ワクチンが効いていない」サインではなく、むしろ免疫がワクチンに反応している過程で起こるものです。ワクチンの成分が体内に入ると、自然免疫の細胞が「異物」を察知し、サイトカインと呼ばれる情報伝達物質を放出します。このサイトカインが脳の体温調節中枢に働きかけて熱を上げ、全身のだるさや筋肉痛を引き起こします。体は、いわば軽い「炎症モード」に入っている状態です。そこに激しい運動が加わると、次のような問題が生じます。
ワクチンを打った日、なぜ「激しい運動は控えて」と言われるのか
ワクチンを打った日、なぜ「激しい運動は控えて」と言われるのか 結論から言うと、ワクチン接種後の運動は「禁止」ではありません。公的な注意事項が求めているのは「接種当日の激しい運動を控えること」で、その背景には、急な副反応への備え、副反応の見極め、体への負担の重なり、そして一部ワクチンでの心筋炎リスクという、はっきりした理由があります。 はじめに:「運動禁止」ではなく「当日の激しい運動を控える」予防接種を受けると、自治体や医療機関から「接種後の注意事項」を記した紙を渡されます。そこに書かれているのは、多くの場合「接種当日はいつも通りの生活をしてかまわないが、激しい運動は避ける」という趣旨の一文です。たとえば鳥取県米子市の定期接種用の注意事項では、日常生活は通常どおりでよいとしたうえで、当日の激しい運動と多量の飲酒を避けるよう求めています。札幌市の予診票に付された注意事項も、同じく当日の激しい運動を避けるよう記載しています。つまり、散歩や家事、通勤といった日常の身体活動まで制限されているわけではありません。問題になるのは、息が大きく上がるランニング、高重量の筋力トレーニング、試合形式の球技といった「激しい運動」です。では、なぜ当日の激しい運動だけが特に注意されるのでしょうか。以下、医学的な理由を4つに分けて解説します。 理由1:接種直後の「急な反応」に備え、転倒を防ぐためワクチン接種後に起こりうる反応のうち、最も急を要するのは接種後まもなく現れるものです。米子市の注意事項では、接種後30分間は急な副反応が起こりうるため、医療機関とすぐ連絡が取れる状態にしておくよう求めています。代表的なものは次の2つです。 • アナフィラキシー:ワクチンの成分に対する急性の全身性アレルギー反応です。じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐、息苦しさが急に現れ、血圧低下や意識の低下を伴う場合はアナフィラキシーショックと呼ばれます。発生は極めてまれですが、接種会場ではすぐに対応できる体制が取られています(筑波大学 接種案内)。 • 血管迷走神経反射:注射への緊張や痛みをきっかけに、自律神経のバランスが急に崩れ、血圧と心拍数が下がって気が遠くなったり失神したりする反応です。厚生労働省の資料は、これが特定のワクチンに限らず採血などでも起こりうること、接種後30分ほど背もたれのある椅子で休めば転倒によるけがを避けられることを示しています。 運動はこの2つと相性がよくありません。激しい運動は心拍数・血圧・体温・発汗を大きく変化させるため、アレルギー反応の初期症状(ほてり、動悸、息苦しさ)が「運動のせい」と見過ごされやすくなります。また、ふらつきや失神が起きたとき、走っている最中やバーベルを持っている最中であれば、転倒や器具の落下による二次的なけがにつながります。接種会場で一定時間待機するのも、帰宅後すぐに激しい運動をしないよう勧められるのも、この「急な反応の時間帯」を安全にやり過ごすためです。 理由2:副反応が出やすい時間帯に、体への負担を重ねないためワクチンの副反応の多くは接種後24時間以内に現れるため、特にこの間は体調に注意するよう案内されています。発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、悪寒などがその代表です。これらは「ワクチンが効いていない」サインではなく、むしろ免疫がワクチンに反応している過程で起こるものです。ワクチンの成分が体内に入ると、自然免疫の細胞が「異物」を察知し、サイトカインと呼ばれる情報伝達物質を放出します。このサイトカインが脳の体温調節中枢に働きかけて熱を上げ、全身のだるさや筋肉痛を引き起こします。体は、いわば軽い「炎症モード」に入っている状態です。そこに激しい運動が加わると、次のような問題が生じます。
日焼け止めを塗っていたのに…秋の肌に現れる"夏の忘れ物"の正体
日焼け止めを塗っていたのに…秋の肌に現れる"夏の忘れ物"の正体 暑さが落ち着いてほっとしたのもつかの間、鏡を見て「なんだか肌がくすんで見える」「化粧のりが悪い」「ゴワつく」と感じることはありませんか。 夏の間はしっかり対策していたつもりでも、秋になってから肌の変化に気づく方は少なくありません。それは、夏に浴びた紫外線の影響が、時間差で表に出てくるためです。
日焼け止めを塗っていたのに…秋の肌に現れる"夏の忘れ物"の正体
日焼け止めを塗っていたのに…秋の肌に現れる"夏の忘れ物"の正体 暑さが落ち着いてほっとしたのもつかの間、鏡を見て「なんだか肌がくすんで見える」「化粧のりが悪い」「ゴワつく」と感じることはありませんか。 夏の間はしっかり対策していたつもりでも、秋になってから肌の変化に気づく方は少なくありません。それは、夏に浴びた紫外線の影響が、時間差で表に出てくるためです。
夏のツケは秋に出る?「ゆらぎ肌」の季節に知っておきたい3つの美容成分
夏のツケは秋に出る?「ゆらぎ肌」の季節に知っておきたい3つの美容成分 朝晩の空気がひんやりしてきて、「最近、肌がなんとなくカサつく」「くすんで見える気がする」と感じていませんか。 実は秋は、肌にとって意外と過酷な季節です。夏の間に浴びた紫外線の影響が残っているところに、気温と湿度の低下が重なります。本格的な乾燥シーズンを迎える前の今こそ、毎日のケアを見直す良いタイミングです。 今回は、美容分野でよく名前を聞く3つの成分について、基本をおさらいします。 ■ アミノ酸 ― うるおいの"土台" 肌のいちばん外側にある角層には、「天然保湿因子(NMF)」と呼ばれる、水分を抱え込む成分が存在します。その約4割を占めるのがアミノ酸です。また、肌のハリを支えるコラーゲンも、もとをたどればアミノ酸がつながってできたたんぱく質です。 アミノ酸は肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質から摂ることができます。忙しくて食事が偏りがちな方は、まず毎食のたんぱく質量を意識してみましょう。 ■ ヒアルロン酸 ― 水分を抱え込む力 ヒアルロン酸は、もともと私たちの肌や関節などに存在する成分で、高い保水力を持つことで知られています。ただし体内のヒアルロン酸は、年齢とともに減少するといわれています。
夏のツケは秋に出る?「ゆらぎ肌」の季節に知っておきたい3つの美容成分
夏のツケは秋に出る?「ゆらぎ肌」の季節に知っておきたい3つの美容成分 朝晩の空気がひんやりしてきて、「最近、肌がなんとなくカサつく」「くすんで見える気がする」と感じていませんか。 実は秋は、肌にとって意外と過酷な季節です。夏の間に浴びた紫外線の影響が残っているところに、気温と湿度の低下が重なります。本格的な乾燥シーズンを迎える前の今こそ、毎日のケアを見直す良いタイミングです。 今回は、美容分野でよく名前を聞く3つの成分について、基本をおさらいします。 ■ アミノ酸 ― うるおいの"土台" 肌のいちばん外側にある角層には、「天然保湿因子(NMF)」と呼ばれる、水分を抱え込む成分が存在します。その約4割を占めるのがアミノ酸です。また、肌のハリを支えるコラーゲンも、もとをたどればアミノ酸がつながってできたたんぱく質です。 アミノ酸は肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質から摂ることができます。忙しくて食事が偏りがちな方は、まず毎食のたんぱく質量を意識してみましょう。 ■ ヒアルロン酸 ― 水分を抱え込む力 ヒアルロン酸は、もともと私たちの肌や関節などに存在する成分で、高い保水力を持つことで知られています。ただし体内のヒアルロン酸は、年齢とともに減少するといわれています。
夏の疲れが肌に出るのは秋。睡眠・ストレス・食事から見直すエイジングケア
夏の疲れが肌に出るのは秋。睡眠・ストレス・食事から見直すエイジングケア 「秋になって肌の調子が落ちた」には理由があります 9月も終わりに近づき、朝晩の空気がひんやりしてきました。この時期、「なんだかくすむ」「メイクのノリが悪い」「乾燥が急に気になる」といった声をよく耳にします。 実はこれ、気のせいではありません。夏の間に受けた紫外線、冷房と屋外との温度差、寝苦しさによる睡眠の乱れ、暑さによる食欲の低下といった負担が、少し遅れて秋の肌に表れやすいためです。 肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は、健康な成人でおよそ28日周期といわれ、年齢とともにゆっくりになっていきます。夏に受けたダメージが、角層の状態としてはっきり見えてくるのが、ちょうど今の時期というわけです。 ① 睡眠:肌を整える「夜の時間」を取り戻す 肌の回復は、主に夜の間に進みます。眠りに入って最初の深いノンレム睡眠のタイミングで成長ホルモンが多く分泌され、日中に受けた刺激からの回復を支えるといわれています。 一方で、睡眠不足が続くと、肌のバリア機能(水分を保ち、外部刺激から守る働き)の回復が滞りやすくなることが報告されています。 夏に崩れた睡眠リズムを整えるポイントは、次のとおりです。 起きる時間を一定にし、朝に光を浴びて体内時計をリセットする就寝の1〜2時間前に入浴を済ませ、体温が下がるタイミングで眠りにつく寝る前のスマホ操作は控えめにする(光刺激で寝つきが妨げられやすくなります) 「たっぷり寝る」ことよりも、毎日のリズムを揃えることが、まずの一歩です。
夏の疲れが肌に出るのは秋。睡眠・ストレス・食事から見直すエイジングケア
夏の疲れが肌に出るのは秋。睡眠・ストレス・食事から見直すエイジングケア 「秋になって肌の調子が落ちた」には理由があります 9月も終わりに近づき、朝晩の空気がひんやりしてきました。この時期、「なんだかくすむ」「メイクのノリが悪い」「乾燥が急に気になる」といった声をよく耳にします。 実はこれ、気のせいではありません。夏の間に受けた紫外線、冷房と屋外との温度差、寝苦しさによる睡眠の乱れ、暑さによる食欲の低下といった負担が、少し遅れて秋の肌に表れやすいためです。 肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は、健康な成人でおよそ28日周期といわれ、年齢とともにゆっくりになっていきます。夏に受けたダメージが、角層の状態としてはっきり見えてくるのが、ちょうど今の時期というわけです。 ① 睡眠:肌を整える「夜の時間」を取り戻す 肌の回復は、主に夜の間に進みます。眠りに入って最初の深いノンレム睡眠のタイミングで成長ホルモンが多く分泌され、日中に受けた刺激からの回復を支えるといわれています。 一方で、睡眠不足が続くと、肌のバリア機能(水分を保ち、外部刺激から守る働き)の回復が滞りやすくなることが報告されています。 夏に崩れた睡眠リズムを整えるポイントは、次のとおりです。 起きる時間を一定にし、朝に光を浴びて体内時計をリセットする就寝の1〜2時間前に入浴を済ませ、体温が下がるタイミングで眠りにつく寝る前のスマホ操作は控えめにする(光刺激で寝つきが妨げられやすくなります) 「たっぷり寝る」ことよりも、毎日のリズムを揃えることが、まずの一歩です。
湿度が下がり始めたら切り替えどき。秋冬のスキンケア移行ガイド
湿度が下がり始めたら切り替えどき。秋冬のスキンケア移行ガイド 朝晩の空気がひんやりしてきたら、肌も季節の変わり目を迎えています。夏と同じお手入れのままだと、気づかないうちに乾燥が進んでいることがあります。それがつっぱり感や粉ふき、化粧ノリの悪さとなって表れることも少なくありません。 この記事では、まず湿度や気温の変化が肌にどう影響するのかを押さえます。そのうえで、夏仕様のスキンケアを秋冬仕様へ無理なく切り替えるポイントを、ステップごとに紹介します。 空気が乾くと、肌で何が起きている? 肌のうるおいを守る「角層」 肌のいちばん外側にある角層は、厚さ0.02mmほどのごく薄い層です。この薄い層が、外からの刺激をやわらげ、肌の内側の水分を逃がさないように働いています。 角層のうるおいは、主に次の3つの要素によって保たれています。 皮脂膜:肌の表面を薄く覆う油分の膜。水分の蒸発を防ぎます。 天然保湿因子(NMF):角層の細胞の中で、水分を抱え込む成分です。 細胞間脂質:セラミドなどからなり、角層の細胞どうしのすき間を埋めて水分をはさみ込みます。 角層をレンガ塀にたとえると、角層の細胞がレンガ、細胞間脂質がレンガをつなぐセメントです。表面の皮脂膜は、塀の表面に塗ったコーティングにあたります。 「湿度の低下」と「気温の低下」がダブルで影響する 空気が乾燥すると、肌の水分は空気中へ逃げやすくなります。東京の場合、平年の湿度は夏に70%台で推移し、秋から下がり始めて、真冬には50%前後になります。さらに暖房の効いた室内では、湿度が30%台まで下がることも珍しくありません。 気温が下がると、皮脂の分泌も少なくなる傾向があります。そのため、肌表面を覆う皮脂膜も薄くなりがちです。 つまり秋冬は、「水分が逃げやすい環境」と「水分を逃がさないための油分が減った状態」が同時にやってくる季節です。夏と同じお手入れでは足りなくなるのは、このためです。
湿度が下がり始めたら切り替えどき。秋冬のスキンケア移行ガイド
湿度が下がり始めたら切り替えどき。秋冬のスキンケア移行ガイド 朝晩の空気がひんやりしてきたら、肌も季節の変わり目を迎えています。夏と同じお手入れのままだと、気づかないうちに乾燥が進んでいることがあります。それがつっぱり感や粉ふき、化粧ノリの悪さとなって表れることも少なくありません。 この記事では、まず湿度や気温の変化が肌にどう影響するのかを押さえます。そのうえで、夏仕様のスキンケアを秋冬仕様へ無理なく切り替えるポイントを、ステップごとに紹介します。 空気が乾くと、肌で何が起きている? 肌のうるおいを守る「角層」 肌のいちばん外側にある角層は、厚さ0.02mmほどのごく薄い層です。この薄い層が、外からの刺激をやわらげ、肌の内側の水分を逃がさないように働いています。 角層のうるおいは、主に次の3つの要素によって保たれています。 皮脂膜:肌の表面を薄く覆う油分の膜。水分の蒸発を防ぎます。 天然保湿因子(NMF):角層の細胞の中で、水分を抱え込む成分です。 細胞間脂質:セラミドなどからなり、角層の細胞どうしのすき間を埋めて水分をはさみ込みます。 角層をレンガ塀にたとえると、角層の細胞がレンガ、細胞間脂質がレンガをつなぐセメントです。表面の皮脂膜は、塀の表面に塗ったコーティングにあたります。 「湿度の低下」と「気温の低下」がダブルで影響する 空気が乾燥すると、肌の水分は空気中へ逃げやすくなります。東京の場合、平年の湿度は夏に70%台で推移し、秋から下がり始めて、真冬には50%前後になります。さらに暖房の効いた室内では、湿度が30%台まで下がることも珍しくありません。 気温が下がると、皮脂の分泌も少なくなる傾向があります。そのため、肌表面を覆う皮脂膜も薄くなりがちです。 つまり秋冬は、「水分が逃げやすい環境」と「水分を逃がさないための油分が減った状態」が同時にやってくる季節です。夏と同じお手入れでは足りなくなるのは、このためです。