プロテインやアミノ酸製剤の味って何の成分が入ることで決まっているの?

プロテインやアミノ酸製剤の味って何の成分が入ることで決まっているの?

プロテインやアミノ酸製剤の味って何の成分が入ることで決まっているの?

プロテインやアミノ酸製剤の味と成分について、詳しく解説いたします。

味を決定する要因
アミノ酸による基本的な味わい
アミノ酸自体が様々な味を持っており、以下のような特徴があります。

・グリシンやアラニン:さっぱりとした甘味
・バリン:苦味と若干の甘味
・メチオニン:ウニのような独特の風味
・グルタミン酸:うま味

製品の味わいの特徴
飲みやすさを決める3つの要素があります。

美味しさ
溶けやすさ
泡立ちにくさ

タンパク質含有量

一般的な含有率
粉末プロテインの場合:タンパク質含有率65~85%
ホエイプロテインアイソレート(WPI):タンパク質含有率85~95%

1回あたりの摂取量目安
一般的な製品では20~30g前後が標準的な1回分となっています。

製品タイプ別の特徴

ホエイプロテインコンセントレート(WPC)
タンパク質含有率:65~85%
糖質も含むため自然な甘みがある
価格が比較的安価

ホエイプロテインアイソレート(WPI)
タンパク質含有率:85~95%
糖質や脂質が少ない
より純度の高い製品

味の改良技術

製造過程での工夫
独自の造粒技術による溶けやすさの向上
泡立ちを抑える製造方法の採用

フレーバーバリエーション
主要メーカーでは以下のような展開が見られます。
一般的な製品:5~10種類のフレーバー
多様性重視の製品:40種類以上のフレーバー

美味しさと栄養価のバランス
美味しさを追求すると、以下のような特徴が現れます。
タンパク質含有率が若干低下する傾向
味を良くするための原料が増加

味付けのための原料

主な甘味料
アセスルファムK
スクラロース
ステビア

フレーバー成分
香料(乳製品由来)
ココアパウダー(チョコレート味の場合)
抹茶粉末(抹茶味の場合)

その他の添加物
デキストリン(甘みと溶けやすさの調整)
粉末油脂
乳化剤(溶けやすさの増加)

まとめ

一般的に味が付いているアミノ酸製剤やプロテインで、10~15%ほどが味付けのための原料やフレーバー成分となっています。味を気にされない方はプレーンタイプが一番タンパク質含有量が高くコストパフォーマンスが良いため、用途によって選択するとよいでしょう。

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