プロテインやアミノ酸製剤に追加して体感を高める成分には何があるの?

プロテインやアミノ酸製剤に追加して体感を高める成分には何があるの?

プロテインやアミノ酸製剤に追加して体感を高める成分には何があるの?

プロテイン、BCAA、EAAに加えて、トレーニングの効果を高めると言われている成分はいくつか存在します。以下に主な成分とその効果について詳しく説明します。

クレアチン
クレアチンは、筋力トレーニングの効果を高める最も研究されている栄養補助食品の1つです。

期待される体感:
-筋力と筋肉量の増加
-高強度運動のパフォーマンス向
-筋肉の回復促進

クレアチンは筋肉内のATP(アデノシン三リン酸)の再合成を促進し、短時間の高強度運動時のエネルギー供給を助けることがわかっています。また、細胞内の水分量を増加させることで、タンパク質合成を促進する報告もあります。

摂取方法:
通常、1日あたり3-5gを継続的に摂取します。初期の「ローディング期」では、5-7日間にわたり1日20-25gを摂取することもあります。

β-アラニン
β-アラニンは、筋肉内のカルノシン濃度を増加させると言われるアミノ酸です。

期待できる体感:
-高強度運動時の持久力向上
-筋肉疲労の軽減
-乳酸の蓄積抑制

カルノシンは筋肉内のpHバランスを調整し、乳酸の蓄積を抑制することで、高強度の運動パフォーマンスを向上させることが報告されています。

摂取方法:
通常、1日あたり2-5gを4-6週間にわたって摂取します。効果は蓄積性があるため、長期的な摂取が推奨されます。

シトルリン
シトルリンは、体内で一酸化窒素(NO)の生成を促進するとされるアミノ酸です。

期待できる体感:
-血流の改善
-筋肉への栄養供給の向上
-運動パフォーマンスの向上
-筋肉の回復促進

一酸化窒素は血管を拡張させ、血流を改善します。これにより、筋肉への酸素や栄養素の供給が向上し、運動パフォーマンスと回復が促進されることが期待できます。

摂取方法:
通常、トレーニングの30-60分前に6-8gを摂取します。

HMB(β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸)
HMBは、ロイシンの代謝産物で、筋タンパク質の分解を抑制すると言われ、機能性表示食品にも配合されている成分です。

期待できる体感:
-筋タンパク質の分解抑制
-筋肉量の維持・増加
-回復の促進

HMBは特に、激しいトレーニングや減量期において筋肉量を維持するのに効果的です。

摂取方法:
通常、1日あたり3gを3回に分けて摂取します。

グルタミン
グルタミンは、体内で最も豊富に存在する条件付き必須アミノ酸です。

期待できる体感:
-免疫機能の向上
-筋肉の回復促進
-グリコーゲン合成の促進

激しいトレーニングによってグルタミン濃度が低下すると、免疫機能が低下し、回復が遅れる可能性があります。

摂取方法:
通常、1日あたり5-10gを摂取します。トレーニング後や就寝前の摂取が一般的です。

カフェイン
カフェインは、パフォーマンス向上に効果的な刺激物質です。

期待できる体感:
-集中力と覚醒度の向上
-疲労感の軽減
-脂肪燃焼の促進

カフェインは中枢神経系を刺激し、運動時の疲労感を軽減します。また、脂肪分解を促進する効果もあります。

摂取方法:
通常、トレーニングの30-60分前に3-6mg/kg体重を摂取します。個人の感受性に応じて調整が必要です。

まとめ

これらの成分を適切に組み合わせることで、トレーニングの効果をさらに高めることができます。ただし、個人の目標、体質、トレーニング内容に応じて選択し、適切な摂取量を守ることが重要です。また、サプリメントに頼りすぎず、バランスの取れた食事と適切なトレーニングを基本とすることを忘れないでください。

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